糖質制限=炭水化物を制限することですか?
『糖質制限』というとどのようなものかイメージつきますか? 甘いものを食べてはいけないとか、炭水化物を抜くことなどと考えるかもしれません。 そこで、今回は『糖質制限』について書いていきたいと思います。
【炭水化物は絶対にとってはいけないもの?】
やせたいなら炭水化物はとらない方がよいという話をききますが、全く摂らないのでよいのでしょうか?
炭水化物=糖質+食物繊維
となります。
ご存知のとおり、食物繊維は摂らないとお通じがよくなくなるなど身体の健康に弊害が出てきます。 なので、炭水化物を全然摂らないというのは問題で、内容を選んで摂取する必要があるのです。ダイエットでは、糖質が問題で、食物繊維はどんどん摂ってよいのです。
【食物繊維の役割】
食物繊維は、【水溶性食物繊維】と【不溶性食物繊維】の2種類があります。 【水溶性食物繊維】は、小腸の吸収を緩やかにすることや、食後の血糖値の上昇を抑える効果があります。 その他、血中のコレステロール値も低下させることやナトリウムを排出して、高血圧予防の効果もあります。
【不溶性食物繊維】は水分を吸収して排便をスムーズにする役割があります。また、腸をきれいにしてくれて、大腸がんになるリスクを低下させます。 食物繊維は低カロリーです。肥満の予防にもなるので、糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化など、さまざまな生活習慣病の予防に効果があります。 (参考・公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット」より)
【糖質制限は炭水化物の糖質を制限すること】
前述のとおり、食物繊維については摂取しても太ることはないのですが、糖質を摂ると太る原因となります。 果物、コーラなどの甘い飲料水なども、お砂糖を含むものはNG。パンや主食系のものも糖質制限中は基本的には避けた方がよいでしょう。 一概に、炭水化物制限するというよりは、糖質を気にするようにしてください。 糖質をできるだけ制限していて主食系を食べたいときは、糖質が低い「低糖質パン」などがよいでしょう。